キングダムカム・デリバランス プレイ日記 その2
父親から頼まれたお使いを済ませるべく村に入りました。
大通りには露店商が並んでいます。
まず手近な露店に寄りましょう。
そして家から持ち出した食料を全部売ります。
あとついでに着ている服も売ります。
止血用の包帯と、セーブアイテムの酒以外はいりません。
これで70グロッシェン近い金が手に入りました。
次に赤布が目印の金物屋へ。
ここで値段が手頃かつ、初期パラメータのヘンリー君でも
気軽に扱える肉屋の包丁を買います。
名前こそ包丁ですが、分類は立派な剣。
特定の技能を磨くほどにスキルレベルが上がるので、
剣を振るうのに早いに越したことはありません。
少し戻って村の入り口から左手に向かいます。
薪割りをしているおっさんがいますね。
このおっさんがクネシュ。
主人公の父親が金を貸している飲んだくれの男です。
このおっさんから借金を取り立てなければ、
お使いに必要な木炭が買えません。
普通の善良なプレイヤーは村人を殺して金を奪わないし、
家の食糧品を全部持ち出して即現金化しませんからね。
ごきげんよう クネシュ
両親からはごくつぶしの坊ちゃんなんて呼ばれてたけど、
なかなかどうして礼儀正しい青年ですねヘンリー君。
やっぱり人間関係において挨拶は大事ですよね。
・・・・・・何しに来た!?
おい挨拶は?
父さんの使いで斧 ハンマー 釘の代金を受け取りに来た
ヘンリー君、ちょっとキてますよこの目。
お前に払う金はねェ 消えろォ!
金を借りておいて、なんたる横柄な態度。
揉めると思ってたよ・・・・・・ あんたが金を払わないなら
父さんはあんたの毛深いケツに釘を刺してやると言ってたぞ!
これぐらい言い返したって構わないでしょう。
金返さねえならてめえのケツに釘刺すぞコラッ!
って、ボクのお父さんが言ってました!
やれるもんならな! 消えろ このクソったれェ!
さもなきゃてめえんとこの老いぼれが お前から釘を抜くことになるぞォ!
てめえ、このクソ野郎。
父さんがここへ来ることになる。(通常)
借金は返すべきだ!(話術)
金を払えよ、この飲んだくれが!(腕力)
会話技能の選択肢が出てきました。
真ん中の白いマークは話術による説得を。
下の何やら物騒なマークは武威的な言葉を意味しています。
必ずしも即座に戦いになる訳ではなく、
例えば物々しい甲冑や、返り血で汚れた武具を装備していると
交渉相手を威圧して交渉を有利に運んだりできるんです。
まあ今回の場合「金を払えよ、この飲んだくれが!」を選ぶと
見事な啖呵を切った挙句に殴り合いになってしまうんですが。
試しに選んでみましょう。
俺の聞き間違いか?消えろって聞こえた気がしたぞ?
・・・・・・まぁ 借金を踏み倒せると思うほど馬鹿じゃないだろうし
まさか俺を脅したりしてないよな?
「ごきげんよう クネシュ(頭ペコー)」
からのいきなりのフルスロットル啖呵切り。
この段階飛ばしの豹変がヘンリーの真骨頂。
アバズレのせがれが偉そうにィ!
誰に向かって口を利いてやがるァ!
お前の泥棒親父に礼儀ってものを教わらなかったのかァ?
ねェな? なら俺が教えてやるよォ!
まだまだ迫力が足りていないので威圧交渉は失敗。
両親を貶された挙句にスカリッツ内でのヘンリー君の評判もダウン。
アバズレ・・・?
泥棒親父・・・?
いけない・・・!
クネシュおじさん逃げてくれ・・・!
ボクの中のもう一人の危険なヘンリーが目覚めてしまう・・・!
Fight it Out!
おっさんとのステゴロバトルが勃発しました。
ちなみにこのヘンリー君。
暴言センスは一級品ですが、ケンカは滅法弱い。
彼はあくまでも勇者でも英雄でもない一般人。
それもごくつぶしのお坊ちゃんと称されるレベルですから、
いくら飲んだくれのおっさん相手といえども苦戦します。
クリンチからの膝蹴りを喰らって鼻血ブー。
物凄い血が飛んでますね、大丈夫かヘンリー君。
実際戦闘は独特。
初プレイでこのおっさんとの格闘に勝てた人っているんですかね。
っていうぐらい結構難しかったりする
まあ今回は二週目のループヘンリー君なのでね。
強くてニューゲームという訳ではないんですけど、経験がありますからね。
それに倒して金を奪うだけなら、さっき露店で買った
肉屋の包丁でメッタ斬りにすればもっと早くて安全です。
クネシュの借金問題は様々な解決方法があるのですが、
今回はよりスマートでエレガントな方法を披露しましょう。
勝手にしろ! 父さんに あんたは金を払わなかったって伝える
ここにきたら今の台詞をそのまま言うんだな
話術でもなく、武威でもなく、ただ退く。
これでいいんです。
・・・・・・二・度・と・来・ん・な・ッ !
ご丁寧にこのクソむかつく罵倒も吹き替えバッチリ。
字幕といい、吹き替えの熱演といい、
どれだけいい仕事するんだDMM GAMES。
すごすご帰ると見せかけて、クネシュの家に押し入ります。
ヘンリー君の影がこわい・・・こわくない?
不法侵入の警告もなんのその、チェストの前まで行きましょう。
これで開錠道具を友人に貰うというイベントのフラグが立ちます。
再び大通りへ。
露店通りの手前、右側にリースのかかった門があります。
ここは酒場の中庭広場になっているのでそこに入りましょう。
ここではイベントシーンが始まります。
なんか中庭が騒がしいぞ。
ああそのとおりだ!
ベンツェスラウスは無能な王だ
おかげで帝国は崩壊の危機にある
選帝侯らがループレヒトを皇帝に選んだのは
お前らの王ベンツェスラウスが帝国議会をさぼっていたせいなんだよ!
昼間から酒を飲みながら政治談議に耽るおっさん達でした。
その背後でヘンリーは遊び仲間と合流。
赤いのがマシュー。
壁際のがフリッツ。
座ってる奴は忘れた。
マタタビみたいな名前だった気がする。
何だあいつら?どうしたんだ?
ドイッチュが暴言を吐いてる
ドイッチュ=ドイツ人らしい
騒乱を鎮め帝国を再統一する者が必要なんだ!
もうすぐお前の国は全領土を失う
ヨブストはルクセンブルクを売ったんだしな!
それにボヘミア南部は シギスムントが・・・・・・
ドイッチュ、ヒートアップ。
・・・・・・忘れてるようだがクッテンバークもだろ?
お前のようなドイツ人が生き延びるために
シギスムントにへつらってるからな
それに・・・・・・最高司令官のラジク卿は王への忠義心が厚い
この話がもし上の耳に入ったら お前はムチ打ちの刑になっちまうぞ
スカリッツの地元民は冷ややかな対応。
スカリッツとその銀鉱山を監督するラジク卿は、
ベンツェスラウスに忠義を誓っているようです。
いくら愚かな皇帝と後の世で言われようとも、
民衆からの人気はそこそこあった、なんて記述もありました。
ヤツは言い過ぎだ・・・・・・
ベンツェスラウスは正統な王だぞ
あいつはアホなんだ・・・・・・ で どうする?
俺にいい考えがある
報復作戦を練り出すスカリッツボーイズ。
皇帝陛下への義憤というよりは、
いい暇潰しが出来たから遊ぼうぜ!の方だと思う。
ドイッチュの話はクソだ・・・・・・
ハッ でもクソで肥やしの作戦を思いついた
つまり・・・・・・・・・・・・
ヤツの家は壁を白く塗り直したばかり
もう一度塗り直してやるのか!?俺は乗った!
ぶっちゃけ おれとしちゃ放火のほうがいいが
だけど・・・・・・ クソを投げんのも悪くない・・・・・・!
放火とか・・・
さすがの俺でもそれは引くわ・・・の顔。
父さんに使いを頼まれてるし 手伝いもある・・・・・・
ラジク卿の剣も 仕上げなきゃ
腰が引けるヘンリー君。
やるよ。その代わりに手伝ってくれ。
やろう!
俺はやらない。
直前の反応とは真逆に即応するヘンリー君。
何を?
クネシュのヤツが父さんに借金を返そうとしないんだ・・・・・・
説得したけど聞かなかった 口だけじゃ無理だな・・・・・・
力づくで払わせるしかない でも俺一人じゃ無理そうなんだ
だからよ、みんなで袋叩きにしちまおうぜ。
というスマートな作戦に繋がります。
タイマンなんて石器時代のヤンキー漫画だけですよ。
今は人数集めて囲んでフクロ。
さて、みんなでドイッチュの家に集まることになりましたが、
その前に忘れずにフリッツに話しかけましょう。
フリッツはさっきの放火魔です。
聞いてくれ
鍵のかかったチェストを開けたいんだ
ヘッ なんだ そういうことか・・・・・・
どのみち知っちゃこっちゃねえけどな?
ロックピックなら何本か持ってるぞ
もし捕まっても おれから手に入れたなんて言うなよ?
さきほどクネシュ宅でフラグを立てておくと、
フリッツから開錠道具のロックピックを4つ貰えます。
このゲームにおける開錠ミニゲームはなかなか難しく、
ロックピックは盛大にボッキボキ折れて壊れる上に買うと高い。
さらに大抵のゲームでは可能な直前セーブデータのロードを駆使した
仕切り直しも気軽には出来ないときています。
つまりロックピックもまた貴重品。
いくらあっても困らない消費アイテムです。
貰えるチャンスは大事にしましょう。
ペンキ塗りたての綺麗な白い壁めがけてUNKO投げ大会開幕!
兵士たちよ 何をためらっている・・・・・・
砲撃を目標にたたき込め!我が王と国のために!
ノリノリ。
これはシギスムントの分だ!
ちなみにこいつら素手で直です。
いやっほー!
おいこの野郎!
お前ら何してやがるんだ!
騒ぎを聞きつけてドイッチュの息子と取り巻きがやってきました。
よおハンス わっかんねえか?
お前ん家の壁を飾ってやってんだ
お前の親父が反乱者のシギスムントについて言ったとおり
やるべきことをやってるだけさ
ヘンリー君は加害者側だけど、これはハンス君キレていい。
おお いったいどうするってんだよ? 見せてもらいてぇもんだ
なあビシェク こんなドイツのクソ野郎とつるんでんのか?
なんならドイツで流行ってる服でも着せてやろうか?
このゴロツキ!
ヘラヘラしてられるのも今のうちだ!
顔がクネシュおじさんといっしょ。
ここからは集団によるチームバトルが始まります。
言わばベンツェスラウス派VSシギスムント派の代理戦争。
決闘が始まると真っ先にこちらに近寄ってくるのは七三デブ。
既にファイティングポーズでやる気は十分なようです。
シュラッ・・・
一週目のヘンリー君ならば男らしく素手で立ち向かい、
泥だらけの熱戦を演じたことでしょう。
でもこれは二週目なのです。
迷わず腰から先程買った肉切り包丁を抜きます。
それにしてもこの暗い影。
影にこそヘンリー君の本質が宿っているように私は思います。
来いよ 腰抜け野郎!
とか言いながら近寄ってきた
七三デブの頭に躊躇なく包丁を振り下ろします。
「え・・・血・・・? 嘘だろ・・・これただのケンカのはずじゃ・・・」
みたいな顔で絶望する演技派な七三デブ。
青春には光と影がある。
お前はその影の領域に踏み込み過ぎたのだ。
死ね。
ガッ!
放火魔フリッツの卑劣な後頭部パンチが炸裂!
そしてヘンリーの繰り出す肉斬り包丁アッパーも迫る!
ズブシャアアア!
こうかはばつぐんだ!
七三デブ、ダウン!
イベント中は死なないので安心しろデブ。
今はな。
そしてここからです。
ここからがこのチームバトルのハイライトです。
心して聞いてください。
フリッツを狙います。
仲間であるが故に自動ロックオンが効かないのですが、
どうにか一度でも攻撃を当てればロックオンが作動します。
すぐに衛兵がきて青春バトルはお開きになります。
これは時間との戦い。
スタミナの続く限り、フリッツに斬撃を浴びせましょう。
フリッツダウン!
よし!!!!!!!!
さあ、衛兵が来ました!
捕まらない内にみんなで仲良く逃げましょう!
フリッツは元気です。
なんせ先頭を駆けてますからね。
なぜフリッツを攻撃したのか。
あれには何の意味があったのか。
それはまた改めて説明したいと思います。