どうぶつの森プレイ日記 その9

みなさん、こんばんは。

土日の連休を外出自粛にかこつけて、

堂々と家でだらだらゲームをして過ごしている老害です。

 

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さて、先日の記事で私はどうぶつの森というゲームには

人間の汚れた部分を引き出す効果がある(キリッ)

みたいなことを語ったりしてましたが、

あれ忘れてください、全部私の思い込みでした。

 

最近ブログ村というサイトにこのブログを登録しまして。

で、その繋がりで他の方のどうぶつの森ブログを

あれこれ読ませて頂いてるんですけど、もうみんな素敵。

 

hatenablog.com

 

Kawaii&ファンシーな世界観を全力で楽しむその姿勢。

中にはお子さんとご一緒に遊んでいる親御さんのブログまであり、

みなさんとても健全に島暮らしを楽しんでいらっしゃいました。

 

おお、この自作マイデザインすごいな!(いいねボタンポチ)

この飾りつけはセンスあるなあ!(いいねボタンポチ)

住人に対する愛に溢れてて素敵だ!(いいねボタンポチ)

 

とかやっている間になんで自分のブログはこうなんだろう、と。

筋トレ鼠の頭に虫アミを叩きつけてちゃダメだろうと。

私は深く反省をいたしました。

 

変わらなきゃダメだ。

どうぶつの森を通じて、自分の中に

長年溜まりに溜まった心の澱を浄化せねば。

 

きっと一人でずっと島にこもっているから、

心の暗い衝動を脱ぎ捨てられないんですよ。

 

そうだ、フレンドと絡もう!

私はそう思いました。

仲良しのフレンドと一緒に遊べば、

きっとすごくハッピーな気持ちになれることでしょう。

 

こんな私にもゲーム友達は何人かおりますが、

現在のところどうぶつの森を遊んでいる友人は一人だけ。

それがアレフ氏です。

 

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最近ゆるキャラ系の鶏に転生したアレフ氏

 

まずはこのアレフ氏についてご説明しましょう。

知り合ったのは5、6年前でしょうか。

当時の私はPS4でファイナルファンタジー14という

現在でも好評サービス中のネットゲームを遊んでいました。

どうぶつの森と違って、剣や魔法でモンスターと戦ったりするやつです。

 

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このゲーム、面白いには面白いんだけど、

どうも自分にはしっくりこないなあ、と感じていた中で、

古くから付き合いのあるゲーム友達がひとりまたひとりと去っていき、

さて残された自分はどうしたものかと悩みつつ、

たしか・・・クルザスと言ったかな。

北部の雪しかない寒そうな地域を散歩していた時です。

 

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「oi」

「まちがえた」

「おい」

 

私は誰かに話しかけられた?ようです。

いや、勘違いでしょう。

いきなりこんな乱暴なアプローチをする人はいません。

 

「きいてんおか」

「まちがえ」

「聞いてんのか」

 

やっぱり私は誰かに話しかけられていたようです。

それにしてもなんと乱暴な言葉遣いでしょう。

一体どこのクソガキかな、説教してやろうかと思いきや、

実はこれはアレフ氏のナンパテクだったのです。

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腕組みラーメン屋コスプレをする当時のアレフ氏

 

オンラインゲームを遊んでいると、

時に不躾なキッズ達と一緒に遊ぶことがあります。

そこで腹を立てるでもなく、同じ目線で付き合ってみると

言葉遣いはアレでも意外と素直でいい子だったりして、

思い返すと微笑ましい思い出の数々となっています。

 

そこを逆手にとり、

彼はきっと私のゲーマーとしての格を図ったのでしょう。

これで怒り出したのならそれまでの器。

無礼なキッズとも付き合える度量があるなら面白い人物である、と。

 

私もまたその一瞬で彼の器の大きさを知りました。

この男、外見はチャラ男だが中身は芯のあるゲーマーだと。

そこから彼との付き合いが始まりました。

 

まあ当時の会話なんてほとんど覚えてないので

私の妄想が多分に含まれておりますが、そんな感じの出会いです。

 

彼は友人かと問われれば、私は違うと思っています。

私にとっては終生のライバルのような人ですね。

 

対戦格闘ゲームとかでも一緒に遊んだりしますが、

そういう時はお互い本気の殺し合いになります。

 

まあ9割私が勝つので、殺し合いというよりも

いかに彼の心を折るかみたいな一方的な戦いになるんですけどね。

まあ9割私が勝つからね。

 

そんなアレフ氏ですが、私と同じ日にブログを始めまして。

何も同じ日に始めることないだろうと思うんですが、

まあ彼は私のファンボーイ的なところもありますからね。

 

deruhane.com

 

 

私の失笑で終わるクソネタブログと違って、

大変ディープなネットゲーム界隈のネタを網羅していく方針のようで、

今後の展開が楽しみなブログであります。

 

さて、前置きが長くなってしまいましたが、

この度アレフ氏の書いたどうぶつの森のプレイ記に気になる部分が。

 

deruhane.com

 

deruhane.com

 

情け容赦のないたもつ(赤ジャージゴリラ島民)への嫌がらせ。

これはただごとではありません。

 

私は日頃、雑談等に用いている

ツイッターで彼に質問をしてみることにしました。

 

「たもつくんをいじめるのはよしなよ

 かわいそうじゃないか

 彼が何をしたっていうんだい」

 

それに対するアレフ氏の返答はこうです。

 

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私は彼と長年の付き合いがあるのでわかるんですが、

この短い文に込められた彼の本意を以下に要約します。

 

「眠たいこと言って笑わせんじゃねーよ

 たもつは俺の所有物なんだよ

 いくら頭を網でぶっ叩こうが俺様の自由なワケ

 引っ越し!引っ越し!さっさと引っ越し!しばくぞ!

 もうしばきまくってるけどな!ゲラゲラ!」

 

なんてひどい男でしょう。

そして先日、私の家のポストに届けられたこの手紙。

 

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私は決心しました。

アレフ氏の興したスオミ島から哀れなたもつを助け出すことを。

 

しかし私は平日はなかなかに忙しい身。

週末話をつけに行くから島のゲート開いて待っとれや!

と珍しく侠気を全開にした私に対し、アレフ氏から連絡が。

 

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週末どころか、この日は木曜日の夜。

えっ、今日!?

残業で疲れてるんですけど!?

 

と、まさに不意打ちのような出来事でしたが、

たもつを救うには一日でも早い方がいい。

 

たもつを救う、そう決めたものの。

そもそも他の島の住人を引き抜けるのだろうか。

まさか誘拐まがいのことは出来ないだろう。

しかし島主同士の合意があれば不可能ではない気もする。

 

私はこのどうぶつの森というゲームに関しては

一切の攻略情報を見ない、効率を考えずに遊ぶ、

ということを大事にしているのですが、

それ故にゲームのルールやシステムにも疎いのです。

 

うーん。

 

しかし答えは意外なところからもたらされました。

愛読しているまめきちまめこさんの漫画ブログです。

 

mamekichimameko.blog.jp

 

内容にひとしきり爆笑したあと、

引っ越し動作に入った島民であれば

外部の人間でも勧誘できると知りました。

 

つまり虐待に耐えかねたたもつが引っ越し準備を開始次第、

アレフ氏に合図を送ってもらい、私が迎えに行けばいいのです。

 

その約束を取り付けるべく、

私はスオミ島へのフライトを決意しました。

 

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こんなこともあろうかと用意しておいたニンジャマスクです。

あと切れ味鋭い斧ですね。

あくまで護身用ですが。

 

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いざ、スオミ島へ。

 

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夜間フライトだけにリゾート気分はいまひとつ。

 

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なんだあれ・・・

 

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飛行場を出てすぐのところにそれはありました。

なんということでしょう。

これはたもつの墓です。

 

遅かったか。

たもつは虫とり網で殴り殺されてしまったのか。

これを見せるために私を島に呼んだとでもいうのか。

 

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早速、島の伝言板を用いたたもつ救済活動を開始。

 

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島も変われば、雰囲気も変わるなあ。

夜闇のせいでしょうか。

どこかこの島からは陰惨な空気を感じます。

例えるならウィッチャー3のヴェレン地方のような・・・

 

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たもつ・・・

どうか無事でいてくれ・・・

 

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いた。

画面の右下からのっそり出てきた。

 

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なんだ、純朴そうな気のいい青年じゃないか。

すまない、たもつ君。

私は島主と話をつけてくるから、あとで話をしよう。

 

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私の来訪は知れ渡っているはずなんですが、

当のアレフ氏本人がどこにもいません。

会話もなく、自宅には明かりも灯っていない。

留守なんだろうか。

 

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一歩足を踏み入れた瞬間、おぞましい空気を感じて立ちすくむ。

この家は、この島は、自分の知っているどうぶつの森ではない。

もっとおぞましい何かだ。

 

一旦出直すべきだ。

私の本能がそう告げました。

 

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ひとまず島を散策することに。

桃の木を見つけたので、いくつかお土産に頂戴する。

ニンジャマスクのおかげで私だとバレることはない。

 

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礼儀知らずの桃泥棒と思われるのもしゃくなので、

持参したお土産を北の崖っぷちに埋めておく。

中身は「しつがいき」だ。

超ハイテク家具を差し出して財力の違いを見せつける。

 

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家を巡るとマッドな連中がマッドなパーティーを開いていた。

私の脳裏に浮かび上がったのは初代プレイステーションで発売された

知る人ぞ知るカルトなゲーム作品「LSD」だった。

 

やはりこの島はどこかがおかしい。

そして次に訪ねた家で、

私は真の恐怖を味わうことになる。

 

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この家に足を踏み入れた瞬間、全てを察した。

週末に行くと伝えてあったはずなのに、

アレフ氏はなぜ今日、木曜日の夜に突然の連絡をしてきたのか。

 

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引っ越し直前のくどい顔のコアラ。

私というフレンドの来島。

この2つの要素をバッティングさせるとどうなるか。

 

上記のまめきちまめこさんのゴリラトレード騒動のように、

私の島にこのくどい顔のコアラがくる危険性が跳ね上がるのだ。

 

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私の来島は絶対に今日でなければならなかったのだ。

明日になればこのコアラは島を出ていくからである。

 

図りやがったな、あの野郎・・・!

 

 

当然こんなくどい顔のコアラはこちらもご免被るので、

返答は「そうなんだ~」を選んで全力で回避に努めた。

 

しかしそれで来ないという保証はどこにもない。

なぜならば。

 

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タイミングとしては最悪だったからである。

 

このスオミ島にくる直前、

新しく移住者向けの土地をひとつ用意しておいたのだ。

ここに件のコアラが当然の顔をして滑り込んでくる。

冗談ではない。

 

これは明確な攻撃だ。

どうぶつの森というゲームのシステムを最大限利用した

妨害嫌がらせ工作の極みだ。

 

なぜこちらの状況が読まれたのか。

土地準備のことはツイッターにも明かしていないのに。

 

改めて思い知った。

アレフ氏は恐ろしい敵なのだということを。

 

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ニンジャマスクなどつけて遊んでいる場合ではない。

私は正装を身にまとって正面から殴り込みをかけることにした。

 

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当の本人はさっきからピクリともしないな、と思っていたら

なんか頭に装着してVRゲームをやっているらしかった。

 

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わかりますか。

MOTHERシリーズのポーキーに通じるおぞましさ。

 

さて人を招いておいて中の人はどこにいったのか。

ふとツイッターを見ると通知が届いていました。

 

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この文面も長年の付き合いの私が要約するとこうなる。

 

「よう愚鈍。

 俺は今、高級スーパーの成城石井にいる

 ここに何を買いにきたと思う?

 罠に嵌った間抜けを眺めながら飲む酒を買うためだよ

 そのコアラ、せいぜいかわいがれや

 遠路はるばるゴクローサンwwwwww」

 

 

ちくしょう・・・!

ちくしょう・・・!!

 

この10年間なかったレベルの屈辱です。

前言を撤回します。

どうぶつの森は互いの心を潰し合う闘争のゲームです。

Kawaii&ファンシーなど幻想に過ぎませんでした。

 

はらわたが煮えくり返る思いとはまさにこのことですが、

そもそもこの島にきた目的はたもつのスカウトです。

自分の島に帰る前に、改めて

たもつとは話をしておこうと思いました。

 

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声をかけただけでここまで驚く。

これは日々の虐待の影響です。

常に島主の影に怯えて過ごしているんですね、彼は。

 

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居眠りする度に激しく頭を虫網で叩かれている。

だからこそ慌てて言い訳をしているのでしょうね。

私は君を叩いたりしないよ。

 

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これは探りです。

私が本当に味方なのか、

島主側の人間なのかを探っているんです。

疑心暗鬼ですね、無理もない。

 

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アレフ氏は柔道が好きという情報を得ましたが、

これは島主の個人情報の漏洩です。

つまり主に対する忠誠心など欠片もない、ということですね。

 

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これは説明するまでもないでしょうが、

私に去ってほしくないんです。

自分を救ってほしい、あなたの島に連れて行ってほしい。

そういう言葉にできない想いが形を変えて出てしまったのでしょう。

 

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安心しろ、たもつ。

君は必ず私の島に連れて帰る。

約束する。ウヒョッ

 

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自分の島に戻ると、飛行場の正面に筋トレ鼠が佇んでいた。

不気味な無表情でこちらをじっと眺めている。

何か言いたそうな顔だ。

 

おまえなのか。

土地の情報をアレフ氏に流したのか。

網で頭を叩かれたことの恨みか。

 

だが何も言わずに筋トレ鼠は立ち去った。

 

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そして今朝。

ゴクリと喉が鳴る。

震える指がコントローラのAボタンを押す。

 

あのコアラの名はキャンベラ。

看板に記されている名は・・・

 

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よっしゃああああああああ!

おとといきやがれってんだ!!