ぶっつけ本番アウトワード その2

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アウトワード

 

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やあ!

英雄でもなければ勇者でもない、

ただの借金まみれの終わってるハゲ老人です!

 

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いやあ、アレですね。

こんな人情味のないシケた村はさっさと出ていくぜ!

みたいなことを勢いで言いましたけど、

よくよく考えたら先立つものが何もないんですね。

 

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路銀もなければ食料もない。

これはいかん、旅どころではない!

と冷静になりまして。

 

まあ当座の借金は返せたことですし、

今回はじっくり旅立ちの支度を始めようかなと!

 

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ところでキャラの顔こわくない・・・?

大丈夫・・・?

 

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うーん、気持ちのいい朝ですね。

買ったばかりの鉄の大斧が輝いています。

さあ、出かけましょう!

 

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門番の烈海王のありがたい忠告。

 

1 武器を装備しろ

2 リュックを背負え

3 皮袋(水筒)を携えろ

 

以上を全てクリアしている私。

外へと通じる門も余裕の顔パスです。

 

それにしても

 

4 服や防具を着よう

 

と言われないのはなぜ?

服を持ってないので助かりましたけども。

 

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さあ、ついに集落の外に出ました。

今回の目的は旅の保存食集め。

無事に戻ってこれることを祈ります。

 

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うおおおおおお!

 

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お!

チョコボです!

前方に白チョコボがいました!

 

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まずは敵をロックオン。

戦法はハイエナ戦と同じ、

華麗なフットワークで翻弄して背後をとります。

 

いくぞオラー!

 

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ザザザザザザ!

(ハフマン紛争帰還兵特有の右サテライト移動)

 

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ザザザザザザ!

(ハフマン紛争帰還兵特有の左サテライト移動)

 

クソッ、なんだこいつの超反応

ピッタリ張り付いてきやがる!

 

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このチョコボはハイエナとは一味違う。

小細工は通じないようだ。

 

この鳥野郎、上等だ!

正面から食い破ってやるよ!

 

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ボグシャー!

 

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ただの雑魚だった。

集落から出てすぐ遭遇する敵ですもんね。

なんか一人ではしゃいでたの恥ずかしくなってきた。

 

まあいいか、肉だ肉。

素材を回収しよう。

 

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ん、なんだこれ・・・

パールバードの仮面・・・?

装備すると移動速度があがるらしいが・・・

 

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・・・・・・・・・・・・

 

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正直どうリアクションしたものか困ったので、

アウトワードの先輩プレイヤーである

友人のアレフ氏に見せてみました。

 

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なんてこった。

リーピングブーツ級のレアドロップ品を、

あろうことか初戦闘で出してしまったらしい。

 

自分はアウトワードの天才なのではないだろうか。

時に自分のゲーマーとしての才能が恐ろしくなります。

 

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シャカシャカシャカシャカ!

 

おお、確かに移動速度が段違い。

はっきり実感できるほどの違いがあります。

これは便利だぞ。

 

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看板を読んでいると前方に人影を発見。

私はこう思いました。

 

肉だ!

 

と。

 

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友好的なNPCだろうか?

でも武装してるし、盗賊野盗の類だろう。

二対一だが両手斧でまとめてぶった斬ってやる。

 

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あっ、潜んでるのがバレた!

バッチリ隠れていたつもりだったのに!

 

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まあこんなのが茂みからこっちの様子を伺っていたらね、

悪寒で気づくよね、しょうがないね。

 

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ヒャッハー!

フレッシュミート!

 

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うーむ、人間の死体を漁っても

見つかるのは武器や防具に雑貨類だけ。

このゲームに人肉は存在しないようですね。

 

妙だな・・・

空腹システムのある洋ゲーなら、

昆虫から人肉から排泄物に至るまで、

あらゆるものを食えるのが当たり前なのに・・・

 

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続けて見かけたハイエナをぶっ殺し・・・

 

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木の実を集めまくり・・・

 

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たまたま見つけたキノコ洞窟に殴り込みをかけたり・・・

 

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紫色に染まる謎の山を見上げて驚嘆したり・・・

 

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そうこうしている内に荷物がいっぱい。

体力も心配です、この辺で切り上げましょう。

 

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強奪した装備品はまとめて現金化。

 

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さあ、自宅の台所で保存食を作りましょう。

 

集めた木の実は煮詰めてジャムに。

素材にひと手間かけることで、栄養価は上昇、

さらに傷みにくくなるようです。

 

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生肉はすぐに腐ってしまうので、

塩と一緒に調理してジャーキーに加工しました。

これは保存食にも良さそう。

 

しかし量産しようにも、

副材料の塩が底をついてしまいました。

 

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それでは塩を作りましょう。

空の皮袋を用意して波打ち際へ。

 

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皮袋に海水を汲みます。

 

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海水を火にかけると、

飲料水である「きれいな水」と、

お料理に使える「塩」に分離します。

 

だがまだまだ足りない!

もっと!

もっと塩が必要だ!

 

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うおおおおお!

 

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海水を汲む。

 

 

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うおおおおお!

 

※8往復目ぐらいで事前に皮袋をいくつか

買い足しておけばすぐ済んだと思い至る

 

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肉がなくなれば、再びフィールドへ。

 

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チョコボを狩り、

 

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人影を捕捉したらば

 

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問答無用で襲い掛かって所持品を奪う。

 

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ジャーキーに続いて旅人の糧食の量産に着手。

旅のお供に最適な乾パンのようなものでしょうか。

 

さて、このようにですね、

アウトワードというゲームを遊んでいると、

遠征の準備の為の地道な作業に直面します。

 

生鮮食品を保存食に加工。

海水から塩を作る。

ランプと燃料を用意。

たき火用の木材。

着火用の火打石。

寝袋。

 

飲料水はどれだけ持っていく?

つるはしは持っていこうか?

でも重量があるから悩むな。

 

と、序盤からそんな具合です。

 

退屈そうに見えますか?

実際のところすごく地味な作業風景ですよね。

 

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でも実はこれがすごく楽しい!

この点に新鮮な驚きを感じました。

 

不便で不親切なゲームって、

世間では敬遠されがちですが、

個人的にはものすごくツボを突かれます。

 

程よい不便さというものは、その世界への没入感を生み、

心地よい緊張感は同時に厚みのある楽しさや、

難局を乗り越える達成感にも繋がると思っています。

 

これが行き過ぎるとしんどくなりますが、

このアウトワードの不便さはかなりマイルド

むしろこの煩わしいはずの準備が楽しい。

 

例えるなら子供の頃に体験した遠足前日の楽しさ。

持参するお菓子を選んだり、

それらをリュックサックに詰め込んでいる時の

ウッキウキ感とでも言いましょうか。

 

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大人になってからの出来事で例えるならば、

まさに旅行や山登りの前日に行う

荷物のパッキング的な楽しさと重なりますね。

 

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あれも持っていきたい。

それも必要だ。

これだってあった方が安心だよな。

でも欲張ったら重たくなっちゃった。

帰りに買うお土産のスペースも考えてなかった。

最初から見直してもうちょっと絞り込もうか。

とか。

 

今回は軽快にあちこち動き回りたい。

そのためにも荷物は最小限に絞ろう。

あれもいらない、これもいらない。

もし必要になったら現地で買えばいいんだ。

とか。

 

そんな取捨選択に頭を使う。 

 

苦手な人はとことん苦手な要素だと思います。

このアウトワードという作品もまた、

間違いなく「人を選ぶゲーム」ではあるんです。

 

が、決して不快な領域にまで踏み込み過ぎない、

一定に保たれた快適さが根底にあるように感じます。

 

例えばこの手のゲームに付き物のアイテムの修理。

アウトワードではとっても簡単で、

ただ寝床での睡眠時間を修理作業に充てればいい。

それだけで耐久値が回復します。

 

なんて優しさに満ち溢れたゲームなんだろう!

キングダムカムとはえらい違いじゃないか!

 

ちなみにキングダムカム・デリバランスにおける

武器のセルフ修理の動画はこちら。

 


Kingdom Come: Deliverance - How to repair a weapon using grindstone?

 

ペダルを踏んで砥石を回転させ続け、

そこにちょうどいい角度をつけた刃を当ててガリガリ

位置を変えてまた角度をつけてガリガリ

加減がわからずに削り過ぎると、

逆に耐久度が減ったりするハードコア仕様。

 

それだけじゃありませんよ。

錬金釜を使ったポーション作り動画はこちら。

 


Kingdom Come: Deliverance - Alchemy - AMOR (Love Potion)

 

鍋に入れるのは水?ワイン?オイル?

薬草を入れるのは常温から?沸騰してから?

薬草はそのまま鍋に入れる?

それとも乳鉢ですり潰してから入れる?

 

頭おかしいでしょ、このゲーム。

しかも事前に読み書きを学んでおかないと、

最初はレシピの文章すら解読できないんですよ。

 

実に病的なまでの不便さ。

リアル路線を突き詰め過ぎてしまったキングダムカム。

誤解しないでくださいね、私は大好きなんです。

続編が出るなら決して日和らず、この路線を貫いてください。

 

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いけませんね。

これアウトワードのプレイ日記なのに。

私の心の中にヘンリーが住み着いてしまったようです。

 

話を戻しましょう。

 

保存食の量産を達成した私は、

さらに稼いだ金で商人の服を買いました。

 

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戦闘用ではないのかも知れませんが、

荷物の最大所持量にボーナスがつくようです。

 

装備の充実。

食料備蓄の増強。

集落にいる訓練士に礼金を渡し、

永続パッシブスキルを入手してパワーアップ。

 

うーん、実に順調。

この調子なら良い旅立ちを迎えられそうです。

 

でも・・・

なんか・・・

違うような・・・

何か根本から間違えているような・・・

そんな拭い切れない違和感に囚われました。

 

私にとって冒険とは?

攻略情報を見ないようにして、

ぶっつけ本番で遊んでいるつもりが、

つい今までのゲーム経験を参考にしていないか?

 

こんな村こっち願い下げだ!

出て行ってやる!

 

その言葉の勢いのまま、

外に飛び出して行けばよかったんです。

少なくとも、子供時代の自分ならそうしたはず。

 

所持重量ボーナスがある服を買う。

旅人の糧食を量産する。

パッシブスキルを手に入れる。

なんでしょう、この恥ずべき行為の数々は。

 

やめだやめだ!

ああ、くだらねえ!

こういう時はラピュタに限るぜ!

 


君をのせて (天空の城ラピュタ)

 

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さあ でかけよう

ひときれのパン(旅人の糧食×5)

 

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ナイフ(こん棒)

ランプ(ランタン)

かばんにつめこんで

 

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父さんが残した・・・

 

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熱いおーもおおおおいいいいいーーー!!

 

むっ!

なんかヤバそうな奴がいる・・・

こっち見てるし・・・ 

 

だが距離があるし、こちらは超軽装だ。

いざとなったら一瞬で走り去ってやるさ。

 

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人が気持ちよく歌っている時に邪魔しやがって・・・

あれ、なんか光ってる?

 

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ボッ!

 

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