老害だけどゲーミングPCのことが少しわかってきた その1
突然の手術騒ぎですっかりご無沙汰でしたが、
それでも合間合間にPCの勉強は続けて参りました。
さて、私が購入を検討しているゲーミングPCに関して。
前回はこのような記事を書きました。
PCのことを何もわからぬまま、
ただひたすらに疑問を書き連ねた果てに、
ゲーミングPCにおける私の師である
に恥を忍んで助言を求めたところで締めましたね。
こんな風に。
正直終生の好敵手であるアレフ氏に助けを求めるなど
私にとって屈辱以外の何物でもないのですが、
恥も外聞もなく縋り付かねば見えてこない世界もあるんです。
さて、それに対する師のリアクションはこうです。
実に快い応答。
ううむ、これはイケメン。
抱かれてもいい。
が。
書かない。
更新頻度は週2~3回とか書いてあるのに。
もう二月以上なんも書いてない。
このイケメン、そういえばこんなことを言っていた。
「YouTuberに、俺はなる」
結論からいうと本当になってた。
詳細は書いていいのかわからないので伏せるけれども、
私が内心密かにグリーンジャイアントと呼んでいる
昔からの友人とユニットを組んで色々活動を始めたらしい。
それはそれで良い。
私も素直に応援したいと思っている。
小銭ぐらいなら投げ銭したっていい。
しかしブログを書かなくなっているのはよくない。
張り合いがなくてつまらないからである。
私が。
サボリか。
三日坊主か。
冨樫病か。
金玉静脈瘤という地獄から生還してきた私である。
もはや恐れるものなどない。
第二のヒカキンを目指し始めたアレフ氏に
ガツンと文句のひとつでも言ってやろうかと思いたち、ふと気づく。
彼がブログを書かなくなった理由。
それは私が安易に助けを求めたからではないだろうか、と。
教えてくれ!などと縋り付く様を見て、
哀れに思い一度は快諾したものの、内心ひどく落胆させたのかもしれない。
何度彼のブログを開いても、トップにあるのは
エルダースクロールオンラインの楽し気な記事だ。
もしかしたら、更新しないことに何かメッセージが込められているのでは?
私自身、エルダースクロールオンラインを遊びたくて仕方がない。
家庭用ゲーム機ではもはや味わえない青春を再び取り戻したい。
その為にはゲーミングPCが必要だが、まだまだ知識が足りない。
そこで焦りが出てしまった。
あくまでも対等の関係で居続けたいと思う
大切な友人に、へりくだった程度をとってしまった。
彼はこう言いたいのではないか。
必要なことはマウスコンピューター記事で教えた(イケボ)
あとは独力で俺のいるこの高みまで登ってこい(イケボ)
誰かにやってもらうんじゃない(イケボ)
おまえが自分で掴むんだ(イケボ)
エルダースクロールオンラインの楽しさを(イケボ)
昔ながらの過激なMMORPGの楽しさを(イケボ)
と。
私は己を恥じた。
今一度、PCの勉強をしようと思った。
幸か不幸か体調不良からの突然の手術で時間だけはあった。
横になって安静にしつつも、スマホを使って貪欲に知識を貪り続けた。
そして私はひとつの決断をした。
勧められていたマウスコンピューターを
敢えてBTOショップの最有力候補から外すことにしたのだ。
勧められるままにマウスでPCを買ったとして、
嫌が応にも目にするマスターピースの赤いボディは、
いつまでも私の心を揺さぶり続けるに違いない。
お前は一切の思考を停止してこの機種を選んだのだと。
PCデポで店員に勧められるがままに
ボッタクリオプションマシマシなPCを
契約させられる機械音痴の老人と何も変わらないのだと。
そんな思いはごめんだ。
私は一切の予備知識を廃した上で、
初心に返って改めてBTOショップのサイトを巡ることにした。
ドスパラ
パソコン工房
ツクモ
フロンティア
セブン
アーク
サイコム
ストーム
ワンズ
アプライドネット
エイリアンウェア
いっぱいあった。
正直各店の良い悪いなんてわからない。
良い悪いというより、みんな良いショップなんだと思う。
ただ、ひとつだけ。
特に心惹かれる注文方式のショップがあった。
こちらのパソコンショップセブンである。
他のショップよりもカスタマイズがとても細かいと感じた。
細かい注文が出来るということは、それだけ選択が難しく、
注文側に知識を求められるということでもあるけれど、
珍しくケースから選べるという点になんだかワクワクした。
ケースといっても静音重視のものから
冷却機能重視のものまで色々あるんだなあ。
何より初心者だってビジュアルにはこだわりたい欲求もある。
ケースの大きさや、パーツ構成の組み合わせによって
赤字で注意書きなどが記載されるのだが、
これが私にとっては逐一大変勉強になった。
ケースの収納サイズを超過するパーツはつけられない。
当たり前のことなんだろうけど、もし独力で組み立てに挑戦していたら
きっと間違えていたであろう落とし穴を指摘してくれる。
この組み合わせは?これだとどうかな?
うわあ、性能はともかくすごい値段になってしまった。
なんて。
まるでセットアップシミュレーターをいじくりまわす楽しさがあった。
このショップを足掛かりに、
例えばCPUのIntelとAMDの違い。
グラフィックボードのリファレンスモデルとオリジナルモデルの違い。
冷却は空冷か水冷か。
そういったことを少しずつ、
それでいて無理なく楽しく吸収できたように思う。